学校美術館
東山小学校にある美術品を紹介します。どれもすばらしいものばかり。
ぜひ,学校にお越しの際は,実物をご覧下さい。
校長先生の言葉
学校などの公立施設には,昔から寄贈された有名作家の作品を所蔵していることが多いが,作家の経歴や作品の内容,寄贈された由来が不明のことが多い。有名作家の芸術作品は児童の心を豊かにさせる。作品の内容や作家の経歴がわかればいっそう親しみをもち,児童・職員の鑑賞は進むと思われる。
平成15年に赴任して以来,多くの方のご好意による作品の寄贈を受けてきた。16年と19年の2度「学校美術館」を行った。学校を開放し,児童や保護者・多くの地域の方に学校の所蔵品等を鑑賞してもらい,大きな反響を得ることができた。
調査したことをまとめ,次の世代の資料としたい。間違い等あれば,ご指摘をお願いしたい。
No.0 題名 中庭の
枯山水的庭石
種別 庭石
花崗岩
大きさ
180×170×50p
作者 不明 紹介 名もなき石工職人か
説明  昇降口左廊下からの眺めを正面にして,3個の自然石花崗岩からなる庭石。庭石であって作家の抽象作品とみなすことはできないので,作品番号はつけない。
学校にある
由来
平成元年,創建時に建物の付属品として作られたか。 場所
中庭の囲いの中
No.1 題名 樹木シリーズ
浜辺のベートーベン
種別 シルクスクリーン版画
作者 森岡 完介 大きさ
55×74p
場所
図書室
紹介  名古屋市昭和区在住。昭和39〜60年度,八幡小・大府中・東浦北部中勤務。青年期より個展多数開催。大府中勤務時代に生徒用椅子をモチーフにしたシルクスクリーン版画が世界的評価を受けたとの伝説あり。昭和61年に東浦北部中を退職し,本格的な作家活動に入った。市内各校に作品が多数あり,大府市とのゆかりの深い作家。
説明  モノトーンのバックに二本の樹木が構成されている。椅子をモチーフにした作品が多い作者には珍しい作品である。大きな木が二本,風の中に寄り添うように立っている。風のささやきが聞こえるようである。背景は荒海の波打ち際である。ベートーベンの交響曲「運命」の楽譜が重ねられている。
学校にある由来 平成元年9月26日,本校開校時に鈴木大昭氏より寄贈。5万円。
No.2 題名 東山小学校 校歌 種別
和紙章装
大きさ
200×70p
作者 中川 進 紹介  元共長小校長。各校に多くの揮毫あり,昭和59年に知多書同好会を再発足された。平成18年ご逝去。
説明  東山小校歌は作詞は児童・職員等から集めて作った。作曲は東浦西部中中川三十昭校長(平成19年ご逝去)に依頼した。平成2年2月校旗樹立・校歌制定発表会を開催した。
学校にある
由来
平成元年,作者に依頼した。NO3と合わせ,額装代・揮毫料とも25万円。 場所
体育館壁面
No.3 題名 東山小学校 校歌 種別
和紙章装
大きさ 
138×34p
作者 中川 進 紹介 N0.2と同じ
説明  体育館より小型の額が校長室にある。障装沿革史も同氏の書。平成16年,作者は揮毫した作品を記録したいといって,写真を撮るため来校した。
学校にある
由来
No.2と同じ 場所
校長室
No.4 題名 Message94ーOBU 種別 シルクスクリーン版画
大きさ
11×17p
作者 森岡 完介 紹介 No.1と同じ 場所
図書館室前戸棚
説明  49回国体バドミントン大会記念オリジナル版画721/1000として,同じ作品が市内小中学校全校に存在する。保育園官公庁にも多数ある。
学校にある
由来
平成6年大府市より寄贈
No.5 題名 江戸時代の廻船 種別 工芸精密模型 船長145p
高さ135p
作者 浜野 正夫 紹介 知多市の打瀬船の船大工 場所
校長室
説明  作者は木造船の技術を残すため,同じ材料と製法の模型船を80艘以上作り,公共施設や学校に贈り続けている。古来の和船工法に則り,船体・帆柱・帆布・索など正確な縮尺で作られている。
学校にある
由来
 平成8〜11年の頃,当時の水野校長の実弟水野友式氏が大府学園(現大府市発達支援センターおひさま)に勤務しており,その縁で東山小に移された。
No.0 題名 東山小学校 校章 種別 工芸・銅版打ち出し 大きさ
24×27p
作者 倉元 大輔 紹介 平成8年度5年2組児童。 場所
校長室
説明 祖父は宮崎県で銅板打出しを行っており,その影響で夏休みの自由工作として制作した。
学校にある
由来
 19年7月に校長小松が母の倉元須麻子(市社会教育委員長等歴任)に祖父の銅板打出しの下絵を依頼の時に来校され,以上が判明。平成8年9月寄贈。児童作品なので作品番号はつけない。
No.6 題名 きらきら光る大地の船 種別 抽象彫刻
高さ143p
幅120p
作者 青山 幸雄 場所   東門脇
紹介  岐阜県各務原市在住。本校二代目校長青山郁博氏の子息。大府小・大府中・東京学芸大卒。森岡完介・鬼頭正信氏の影響を受ける。若年にして新日本工芸展に入選。将来を有望視されている。同氏の作品は大府中・大府南中に在り。
説明  銅板を鍛造し,張り合わせて溶接した立体作品。先端は錐の三角柱4本を組み合わせる。大地にしっかりと根付き,天に上昇しようとする東山の子どもたちへのメッセージがこめられている。
学校にある
由来
開校10周年に作者より寄贈。
No.7 題名 常滑焼きの壺 種別 陶芸作品 大きさ
25×31p
作者 上村 新吉 紹介 常滑のかなり名の知れた陶芸職人。 場所
校長室
説明 かなり厚手だが,ろくろ引きか。釉薬名不明。
学校にある
由来
 4年生が社会科「伝統産業を調べる」で常滑へ製陶体験に行ったところ,老職人に気に入られ,貰ってきたものか。平成5年〜13年の頃寄贈。
No.8 題名 李朝様式青磁壺 種別 陶芸作品 大きさ
26×28p
作者 不明(底面に秋顔岩の銘あり)韓国のかなりの職人作か。 場所
校長室
説明 青磁,象眼,編目の名品。韓国旅行した方が買い入れた土産品か。
学校にある
由来
平成10年〜14年のどれかの運動会バザーで売り出されたが,買い手がなく校長室に収められた。
No.9 題名 鳩間 種別 日本画
麻紙
大きさ
97×194p
P120号
作者 野村 正二 場所   図書館
紹介  東海市在住。前大府北中・現内海小教諭。昭和37年生。故山口華楊主催「晨鳥社」会員。師 中路融人。日展 日春展等入選多数。
説明  沖縄の八重山諸島,鳩間島のガジュマルの樹である。時間が止まったような観光地化されていない人口50人の小さな島である。島の中央にある灯台がとても清らかな感じがした。春の心地よい沖縄の風を表現したかった。日展入選作。
学校にある
由来
平成16年8月5日,本校「学校美術館」のために作者より寄贈。125万円相当。
No.10 題名 芭蕉 種別 日本画
麻紙
大きさ
80×130p
P60号
作者 野村 正二 紹介 No.9と同じ 場所
図書館
説明  八重山諸島のバナナである。台風や暑さに耐えながら,たくましく育つ生命力を生き生きと表現したかった。日春展入選作。
学校にある
由来
平成16年8月5日,本校「学校美術館」のために作者より寄贈。65万円相当。
No.11 題名 ローテンブルク 種別 パステル・墨・水彩画 大きさ
色紙大
作者 今村 芳宏 紹介  大府市横根町在住。長らく大府市内小学校勤務(東山小:元年〜4年度)退職後,画業に専念。
説明 色々な画材に挑戦していたころの作品である。パステル・墨・水彩を混合して彩色した。人物は意図的に配したものである。共長小に同傾向の作品あり。
学校にある
由来
平成16年8月5日,本校「学校美術館」のために作者より寄贈。 場所
図書館
No.12 題名 いとしき 種別 油彩画
キャンバス
大きさ
31×40p
作者 小林 克敏 紹介  半田市在住。成岩中学校教諭。愛知県立芸大卒。写実的で緻密な油彩画を得意とする。
説明 北国の積雪地帯。雪を掻き分けた道が駅舎へと続く。寒々とした中に,人はいないが生活感のある作品である。
学校にある
由来
平成16年8月5日,本校「学校美術館」のために作者より寄贈。 場所
図書館
No.13 題名 トルコの鬼あざみ 種別 油彩画
キャンバス
大きさ
46×72p
作者 青木 壽則 紹介 知多市在住。藤江小勤務。長年,知多地方の美術教育に携わる。
説明  平成7年8月,知多図工同好会トルコ写生旅行で,イズミールのセルジュクトルコの古城を背景にした鬼あざみを取材。アクリルカラーの華麗な色彩で表現した。
学校にある
由来
平成16年9月,作者より図工同好会武豊展出品作の寄贈を受けた。 場所
図書館
No.14 題名 自転車のある風景 種別 油彩画
キャンバス
大きさ
131×163p
F100号
作者 吉原眞知子 紹介 大府市在住。光風会所属。個展多数。 場所
階段踊り場
説明  平成6年第80回光風展出品作。学校近くの農地の農具小屋からイメージを膨らませて,作者独自のモノトーンの世界を構築した。  100万円。
学校にある
由来
校区に住んでいた縁で平成18年8月24日作者より寄贈。
No.15 題名 小屋のある風景 種別 油彩画
キャンバス
大きさ
131×163p
F100号
作者 吉原眞知子 紹介 No.14と同じ 場所
階段踊り場
説明  平成6年第80回光風展入選作。学校近くの農地の農具小屋からイメージを膨らませて,作者独自のモノトーンの世界を構築した。100万円。
学校にある
由来
No.14と同じ
No.16 題名 日本女性の像 種別 陶芸 大きさ
42×23p
作者 レニー・ベンネ 紹介  常滑市には毎年夏に多くの陶芸家が常滑焼きの研修に訪れる。その一人が常滑東小に残していった。
説明  外国人の見た日本人女性である。丸髷・着物・文様・日本人らしい顔立ちなど,作者のイメージを膨らませた作品である。
学校にある
由来
平成18年9月13日,常滑東小より寄贈。 場所
玄関に常置
No.17 題名 種別 書・墨
和紙
大きさ
57×52p
作者 米田 美智子
(米田 清翠)
紹介  東海市在住。現東浦中学校養護教諭。中村立強先生に師事し,書に励んでいる。
説明  平成19年2月に校長小松が本校児童のために書を依頼した。児童が「恵」(めぐみ)の気持ちを持てば,もっともっと世の中は良くなるとの願いをこめて書いていただいた。
学校にある
由来
平成19年4月27日作者より寄贈。 場所
校長室前廊下
No.18 題名 水差しのある静物 種別 油彩画
キャンバス
大きさ
72×91p
30号
作者 阿知和(旧姓早川)巌 紹介  神田小・佐布里小元校長。退職後大府市・東海市にて成人向け絵画教室主催。18年ご逝去。
説明  成年期以来,多くの静物・風景・人物・版画・工芸に関わってきた。温かい人柄で,多くの後輩を育ててきた。この作品は油彩の真骨頂を示す写実的な作品である。35万円。
学校にある
由来
平成19年8月24日,夫人阿知和充子氏より寄贈。 場所
図書館
No.19 題名 休耕田の畦 種別 油彩画
キャンバス
大きさ
194×162p
130号
作者 竹内 小夜子 紹介  常滑市在住。愛知教育大卒。主体展に参加し,地味だが堅実な美の追求を継続している。
説明  刈り取られた田の畦に生えた雑草。北風を受けて枯れかかっている。そんなありふれた場面から,作者独自の美意識をもって構成し,美の秩序を打ち立てた。130万円。
学校にある
由来
平成19年8月29日,作者より寄贈。 場所
放送室前
No.20 題名 早春 種別 水彩画
大きさ
54×38p
作者 加藤 隆二 紹介  名古屋市緑区在住。豊明市で10年間小中学校長歴任。水彩協会に所属していた。各地の風景を流麗な水彩画で描いている。
説明  平成10年2月3日,たまたま東山小付近を通りかかり,気に入って水彩画にしたためた。10万円相当。
学校にある
由来
平成19年9月11日,本校「学校美術館」のために作者より寄贈。